Despair memory of the dead

No……
全て無駄だった
 
ありがとう
最高のプレゼントだよ
・・・絶望・・・
 
黙れ
お前が望むようなものなど
何一つ残っちゃいない
黙れ
俺が苦痛を受け続けただけの事
何一つめでたくなんかないのさ
 
理不尽への怒り
敵意、憎しみ
結局は従うしかなく
押し殺されるのは世の常
自己不全
 
黙れ
逃げ続けただけ
何一つ耐えてなどいない
心ここに在らず
或いは
怒りと憎しみ
 
全て俺の弱さのせいだったのか?
俺があまりに弱過ぎただけなのか?
 
 
 
子供は権力にねじ伏せられるだけ
おかげで心を殺す術を身に付けた
自己否定
 
全てが
空虚になった
 
在って無きが如し
 
死にながら生きている
 
自由になった
 
本当に死んだら
もっと
楽になれるだろうか・・・
誰にも傷つけられず
誰も傷つけずに済むだろうか・・・
 
「臆病者は死ねないのさ」
 
 
・・・・・
 
 
まだ、痛みは燻っているが
それを苦痛としているのもまた
自分自身だと気付けば
少しは楽になる
 
でも
もっと深い場所で
俺はあの頃の業火のまま
仮面を被り
復讐のために生きてきた
 
 
 
留めていてくれたのは
愛しいものたち 
 
お前達の愛で
この憎しみの業火を癒してくれ
ここが俺が落とされた地獄じゃないと証明してくれ
 
少しだけ
少しだけ
全て許して
生きられるような気がするから・・・
 
それでも・・・
今でもまだ
毎晩寝るときに
願っている
 
「明日の朝、目が覚めませんように」
 
 
おやすみ